作品紹介
あなたとのロマンスを夢見る敬語文学少女との、図書界共依存終末観測
何度目かの世界大戦の最中。
前線で遭難してしまったあなたは、彷徨った末、
倒壊した図書館にて、一人の少女と出会う。
前線で遭難してしまったあなたは、彷徨った末、
倒壊した図書館にて、一人の少女と出会う。
……彼女は、椅子に座って本を読んでいた。
狂気からか、諦めからか。
このいつ死ぬともしれない前線で、彼女は無防備に、手元の本に熱中していた。
「この図書館のどこかには、異世界へとつながる、特別な本が存在している。
……らしいですよ?」
…彼女が微笑む。
手にした本を差し出し、一緒に読みませんかと。
……。
無価値な戦争で、無為な殺し合いの中のたれ死ぬより。
目の前の少女と夢想にふける方が、幾分かマシな最期なのではないだろうか。
あなたは差し伸べられた本を手に取り。
物語のページを、めくり始める―――。











