作品紹介
森海幻夢
【少女と銃、そして無尽蔵の触手――。人類最後の「供物」が反逆の火蓋を切る。】
蠢く触手が進路を塞ぐ深い森。
重武装の車列が辿り着いたのは、異形の肢体が幾重にも重なり形成された「肉の壁」に囲まれた空き地だった。
無数の触手たちが興奮に身を震わせ、滴る粘液でこれから始まる「見世物」への期待を露わにしている。
重武装の兵士たちに連行され、薄着の少女が地面に降り立つ。
車列が砂埃を上げて去り行く中、彼女が最後に見たのは、最後尾の車に乗った女性兵士の憐れみと悲痛が混じった視線……そして、出口が封鎖される直前に投げ渡された一挺の「M1911オートマチック拳銃」だった。
そこは触手怪たちが作り上げた、美少女と異形が殺し合うための「闘技場」。
突如地球に現れた異種族に対し、人類が滅亡を免れるために

