作品紹介
レッスル!1989 SIDE-M
時はバブル全盛期の1989年。
昭和が終わりを告げ新たに平成が始まったこの年、プロレスはゴールデンの時間枠で全国放送がなされる程人気を博していた。
当時は現在と違って華やかなリングコスチュームを纏うレスラーは少なく、市販の競泳水着などを着用して試合に臨む選手も多く見られた。現在のように男女混合形式の試合が行われることもなかった。
笠原颯太。
その甘いマスクにより女性ファンに人気急上昇の新人レスラーである。強い男に憧れ厳しいトレーニングにも耐え、夢のデビューを果たした。生真面目な颯太は勝利に甘んじることなく、努力を惜しまず着々と勝利を重ねていった。
しかしそんな彼を疎ましく思う人間もわずかに存在していた。
女子プロレス団体を組織する会長職から集められた組織委員会の人間

