作品紹介
喰われる
■あらすじ
ぼんやりとした意識の中、乱暴に呼びかける声が聞こえる。
目を開けるとそこには……暗闇の中に鉄格子と、赤い目の少女がこちらを見下ろしていた。
「……私が誰か分からないか? どうやら先ほど起こったことすら思い出せぬようだね」
何も覚えていない。
話を聴くに、目の前の少女は「妖怪」で、自分は彼女に……妖術? で捕縛されてしまったらしい。
「キミはエサだ。我々の親方さまに喰われる。そのためにいまここにいる」
彼女は、「親方さま」なる存在が率いる妖怪組織の一員だという。
得意げに語る妖の少女だったが、不意に、その背中の向こうにある戸が開けられた。
怒気を孕んだ声。現れたのは彼女の上司(?)のようだった。
「カタメ」はすっかり委縮してしまい、パワハラ罵倒をされてもぺこぺこと平謝











